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ElevenLabsのAI音声がサルバドール・ダリをシュールに蘇らせる

執筆者
Ryan Morrison
公開日

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サルバドール・ダリは1989年に亡くなりましたが、死後30年以上を経た今、電話をかけて人生や宇宙、そして――象の夢について語り合えます。

今週、ダリ美術館(米国フロリダ州セントピーターズバーグ)は、米国内の誰もが772-ASK-DALIに電話をかけ、再現されたダリの声とリアルタイムで会話できるAI体験「Dial Dalí」を開始しました。通話はTwilioを通じて管理されています

クリエイティブエージェンシーGoodby Silverstein & Partners(GS&P)との共同開発によるこのプロジェクトでは、ElevenLabsの高度な音声技術を活用し、ダリ特有の声を再現しています。

ディープフェイクや固定された音声録音とは異なり、このAI体験では双方向のダイナミックな会話が可能です。電話をかけた人は、ダリに心に秘めた実存的な問いを投げかけ、本人そのもののように聞こえる声で、AIが生成した答えを受け取れます。

芸術について。時間について。夢について。ロブスターについて。好きな食べ物について。あるいは、ただ誕生日を祝う言葉をかけるだけでも構いません。AIダリは、彼の著作と発言すべてを学習しています。ダリにしかできない方法で、語りかけてくれます。 

ダリの声を体験できるのはダリ美術館の展示のみですが、ElevenReaderアプリでは、ほかにも象徴的な声を体験できます。マヤ・アンジェロウ、バート・レイノルズ、ローレンス・オリヴィエ、ジェリー・ガルシア、ジュディ・ガーランドなどが含まれます。

Dial Dalíの制作方法

GS&Pチームは、ダリのアーカイブ音源やインタビューを活用し、ElevenLabs独自のボイスクローン技術に取り込むことで、音声モデルを作成しました。これはインスタントまたはプロフェッショナルボイスクローンツールを使って誰でも行えます。ただし、声の出所は確認されるため、その声を使用する権利を持っている必要があります。

ElevenLabsのMultilingual機能とアクセント保持機能を活用し、GS&Pはダリ独特の口調やリズム、時折見られるスペイン語と英語の自然な切り替えまで緻密に再現。アーティストならではの話し方を驚くほど正確に捉えました。

この最新体験は、ElevenLabsを活用したダリ美術館の先行展示Ask Dalíを発展させたものです。この展示では、美術館の来館者がダリの有名なロブスター電話のレプリカを手に取り、アーティストと1対1の音声チャットを楽しめました。この展示だけで、75,000回を超えるAIによる会話が生まれました。どれも固有で、台本はなく、リアルタイムで提供された会話です。

ElevenLabsの技術は、これらのプロジェクトで中心的な役割を果たしています。クリエイティブ用途とアクセシビリティ用途の両方に対応する音声AIプラットフォームは、幅広い感情表現、高忠実度、自然な抑揚を備えた音声を瞬時に生成します。Dial Dalí体験では、AIをGPT-4と統合。ダリの人格で、声を出すだけでなく、知的で人間らしい対話もできるようにしています。

ロブスター電話

「ダリのロブスター電話は、電話が常にシュルレアリスム的なオブジェクトだったことを示しています。今、それを文字どおりのものにしました」と、GS&P共同会長のジェフ・グッドビーは語ります。ダリの奇抜さは、この体験の核です。電話をかけた人は、人生の助言や現代アートについての考え、あるいはAIをどう思うかまで尋ねるかもしれません。リアルタイムで生成される応答は、シュルレアリスム、洞察、機知が融合したものです……生前のダリを特徴づけたすべてがそこにあります。

このプロジェクトは、2024年5月11日のダリ生誕120周年に合わせて開始され、夏の間も来場者を惹きつけ続けることを目指しています。この番号は米国内のどこからでも利用でき、美術館での対面体験の一部を全米の人々に届けます。

ElevenLabsにとってこのプロジェクトは、エンターテインメント、教育、アクセシビリティ、文化遺産など、用途を問わずAIで人の声を保存し、その可能性を広げるという大きな使命を体現するものです。今回は、過去の象徴的な声に新たな命を吹き込み、現在と対話できるようにする取り組みです。

これが機能する理由

自然な音声合成と生成AIを融合することで、Dial Dalíプロジェクトは、AIとアートをめぐる対話に独自の価値をもたらします。これは単にAIが何を創造できるかという話ではありません。AIが何を思い出し、再解釈し、再発見する手助けをできるかということです。

サルバドール・ダリはかつてこう語りました。「重要なのは、混乱をなくすことではなく、広げることだ」。彼に再び声を与えることで、ElevenLabsはまさにそれをしているのかもしれません。最高に楽しいシュルレアリスムの方法で。

「ダリのロブスター電話は、電話が常にシュルレアリスム的なオブジェクトだったことを示しています。今、それを文字どおりのものにしました。Dial Dalíなら、誰もが未来について今なお語るべきことを持つ、過去の声とつながれます」と、GS&P共同創業者のジェフ・グッドビーは語ります。

「ダリは新しい現実を想像しました。その誕生日に、世界中の人々をその想像力と直接語り合う場へ招くことで敬意を表せることを誇りに思います。この体験には、彼の精神、ユーモア、そして時を超えた好奇心が詰まっています」と、ダリ美術館エグゼクティブディレクターのハンク・ハインは語ります。

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